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冬本番前にやっておく給湯器の点検と凍結対策|福山市の大目商店

公開日:2026年9月29日 / 執筆:大目商店

給湯器の故障・交換のご依頼は、12月から2月に集中します。いちばん寒い時期にお湯が出なくなるのは、想像以上に生活への打撃が大きいものです。しかも繁忙期は部品の手配や工事の日程が立て込み、すぐには直せないこともあります。そしてもうひとつお伝えしたいのが、給湯器の凍結は雪国よりも福山のような温暖な地域のほうが起きやすいという事実です。今のうちに確認しておきたいことを、大目商店がまとめました。

この記事でわかること
  1. なぜ温暖な地域ほど凍結しやすいのか
  2. 給湯器の凍結防止機能と落とし穴
  3. 寒波が来る前にできる3つの対策
  4. 凍ってしまったときの正しい対処
  5. 今シーズンが交換の分かれ目になる方
  6. 補助金を使うなら期限にご注意を
  7. よくある質問

なぜ温暖な地域ほど凍結しやすいのか

意外に思われるかもしれませんが、給湯器の凍結トラブルは積雪地帯よりも比較的温暖な地域で多く発生します。理由はシンプルで、寒冷地では建物も設備も最初から凍結を前提に作られており、住んでいる方も対策が習慣になっているからです。

一方、福山市のように普段は氷点下になることが少ない地域では、配管に保温材が巻かれていなかったり、そもそも凍結という発想がなかったりします。そこへ数年に一度の強い寒波が来ると、一気にトラブルが発生するというわけです。

凍結が起きやすいのは、屋外にむき出しになっている配管部分です。水道管は地中に埋設されていることが多く凍りにくいのですが、給湯器につながる給水・給湯配管の露出部は外気に直接さらされています。ここが弱点になります。

⚠ 凍結が怖いのは「お湯が出ない」ことだけではありません
水は凍ると膨張します。配管の中で凍った水が膨らむと、配管そのものが破裂することがあります。厄介なのはここからで、気温が上がって氷が溶けた瞬間、破裂した箇所から水が噴き出します。給湯器本体の交換が必要になるケースもあり、修理費用は大きく膨らみます。

給湯器の凍結防止機能と落とし穴

現在の給湯器には、凍結を防ぐ機能が標準で備わっています。主に次の2つです。

機能働き守ってくれる範囲
凍結予防ヒーター外気温が下がると自動で作動し、機器内部の配管を温める給湯器本体の内部
自動ポンプ運転浴槽の水を自動で循環させ、追い焚き配管の凍結を防ぐ給湯器と浴槽をつなぐ配管

メーカーによって差はありますが、おおむね外気温が0〜5℃の範囲になると凍結防止機能が働き始めます。これらが正常に動いていれば、よほどの気温低下でない限り給湯器内部が凍ることはあまりありません。

ただし、この機能には2つの大きな落とし穴があります。

⚠ 落とし穴① 電源プラグが抜けていると作動しません

凍結予防ヒーターも自動ポンプ運転も、電気で動いています。「しばらく使わないから」と給湯器のコンセントを抜いてしまうと、凍結防止機能はまったく働きません。冬の間、給湯器の電源プラグは絶対に抜かないでください。リモコンの運転スイッチを切るのは構いませんが、コンセントは差したままにしておきます。

落とし穴② すべての配管を守れるわけではありません
凍結防止機能が保護するのは給湯器の内部と追い焚き配管だけです。給湯器につながる給水配管・給湯配管、エコジョーズのドレン配管などはこの機能では保護されません。「機能がついているから安心」ではなく、露出している配管は別に対策が必要です。

また、自動ポンプ運転を働かせるには浴槽に水が残っている必要があります。循環アダプター(浴槽の側面にある丸い部品)の上から5cm以上の水位を保っておくのが目安です。寒波が予想される晩は、お風呂の水を抜かずに残しておくと安心です。

寒波が来る前にできる3つの対策

① 配管に保温材を巻く

最も基本的で効果の高い対策です。屋外に露出している給水・給湯配管に、ホームセンターで購入できる保温材(保温チューブ)を巻き付けます。すでに巻いてある場合も、経年で劣化してボロボロになっていないか確認してください。数年経つと紫外線で傷んでいることがよくあります。

② 少量の水を流し続ける

強い寒波が予想される夜には、この方法が有効です。水は動いていると凍りにくいという性質を利用します。

お湯側の蛇口から 1分間に約400ml(水の幅4mm程度)
浴槽で水を受けておけば翌日の洗濯などに使えて無駄がありません

このとき注意したいのが、給湯器が燃焼しないようにリモコンの運転スイッチをオフにしておくことです。オンのままだとお湯を作り続けてしまい、ガス代がかさみます。

③ 長期不在のときは水抜きをする

年末年始の帰省や旅行で数日家を空ける場合は、配管内の水を抜いておくのが最も確実です。水がなければ凍りようがありません。毎日やる必要はなく、長期不在時や大寒波が予想されるときだけで十分です。

1
リモコンの運転スイッチを切る 給湯器を使った直後は内部のお湯が高温になっています。十分に冷ましてから作業してください。
2
給水元栓を閉める 給湯器につながる水道の元栓を閉じます。
3
お湯の蛇口をすべて開ける キッチン・洗面所・浴室など、給湯器につながっている蛇口をすべて全開にします。
4
給湯器本体の水抜き栓を開ける 水抜き栓は基本的に給湯器の下部にあります。機種によって形状が異なるため、位置がわからない場合は取扱説明書をご確認ください。水が抜けきったら蛇口を閉めます。

作業に不安がある場合は無理をせず、大目商店にご相談ください。手順をご案内するか、必要に応じてお伺いします。

凍ってしまったときの正しい対処

朝、蛇口をひねってもお湯も水も出ない。前日の夜が特に冷え込んでいた。この場合は凍結が疑われます。

🚫 絶対にやってはいけないこと

熱湯をかけて溶かそうとしないでください。急激な温度変化で配管が破裂したり、給湯器が故障したりする原因になります。早く直したい気持ちはわかりますが、これをやると被害が拡大します。

正しい手順は次の通りです。

1
リモコンの運転スイッチをオフにする ただし電源プラグは抜かないでください。凍結予防ヒーターを働かせ続けるためです。
2
気温が上がるのを待つ 自然解凍が基本です。日中に気温が上がれば自然に溶けてお湯が出るようになります。
3
どうしても急ぐ場合はぬるま湯を使う タオルを配管に巻き、30℃程度のぬるま湯をゆっくりかける方法があります。熱湯は厳禁です。作業後はタオルを外して水気を拭き取ってください(濡れたまま放置すると再凍結します)。
4
解凍後は水漏れがないか確認する 配管が破損していると、溶けた瞬間に水が漏れ出します。給湯器の下や配管の接続部が濡れていないか必ず確認してください。水漏れがあればすぐに給水元栓を閉め、ご連絡ください。

今シーズンが交換の分かれ目になる方

凍結対策とあわせて確認していただきたいのが、給湯器そのものの状態です。次のような方は、冬に入る前の交換を検討されることをお勧めします。

こんな方は今のうちにご相談を

「888」は故障を知らせるエラーではなく、設置から約10年が経過したことをお知らせする点検時期の通知です。そのまま使い続けることはできますが、メーカーの部品保有期間が終わると修理そのものができなくなります。真冬に壊れて「部品がないので交換しかありません、工事は2週間後です」という事態は避けたいところです。

給湯器の寿命や交換の判断については給湯器の寿命は何年?交換のサインと費用の目安で詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。

補助金を使うなら期限にご注意を

高効率給湯器への交換には、国の「給湯省エネ2026事業」の補助金が使えます。エコキュートやハイブリッド給湯機で最大10万円、エネファームで最大17万円という内容です。

ここで重要なのがスケジュールです。この事業の交付申請は遅くとも2026年12月31日まで、予算を先に確保する「交付申請の予約」は遅くとも2026年11月16日までとされています。しかも予算上限に達した時点で締め切られます。

📊 予算の消化状況(2026年9月下旬時点)
予算総額570億円に対する補助金申請額の割合は45%程度まで進んでいます。撤去加算(電気温水器などの撤去に対する加算)は22%程度です。
今のところ余裕がありますが、寒くなると給湯器交換の需要が一気に増えるため、消化のペースは上がると見込まれます。

申請は登録事業者が行う仕組みで、お客様ご自身での手続きは不要です。ただし工事の日程を確保してから申請という流れになるため、年末近くになるほど間に合わないリスクが高まります。補助金の活用をお考えなら、10月から11月上旬までに動かれることをお勧めします。

補助金の詳しい内容は福山市で給湯器交換に使える補助金まとめ2026年版をご覧ください。

大目商店では、給湯器の点検・交換、凍結対策のご相談を承っています。「まだ壊れていないけれど見てほしい」という段階でのご相談が、実はいちばん良いタイミングです。福山市内の赤坂・山手・曙東どの店舗でも受け付けていますので、お気軽にお声がけください。

※本記事の内容は2026年9月時点の情報をもとに作成しています。補助金の予算状況・申請期限は変動しますので、最新情報は給湯省エネ2026事業の公式サイトでご確認ください。凍結防止機能の仕様は機種により異なります。

給湯器の点検・交換のご相談は大目商店までお気軽にご連絡ください。

赤坂SS(ガス部):084-951-2334
山手SS:084-951-7666
曙東SS:084-953-5577

よくある質問

Q. 冬の間、給湯器のコンセントは抜かないほうがいいですか?
A. 抜かないでください。凍結予防ヒーターと自動ポンプ運転はどちらも電気で動いているため、コンセントが抜けていると凍結を防げません。リモコンの運転スイッチをオフにするのは問題ありませんが、電源プラグは差したままにしてください。
Q. 何℃くらいから凍結を心配すべきですか?
A. 目安は外気温0℃以下です。ただし天気予報の気温は地上1.5mほどの高さで観測した値で、明け方の放射冷却や風の当たり方によって、実際の配管周辺はさらに低くなることがあります。「明日の最低気温が0℃前後」という予報が出たら対策を考えてください。
Q. マンションでも凍結しますか?
A. します。ベランダやパイプスペースに設置されている給湯器も、外気にさらされていれば凍結の可能性があります。特に北側や風の通り道になっている場所は注意が必要です。
Q. 凍結で配管が破裂した場合、修理費はどれくらいですか?
A. 配管の一部交換で済めば数万円程度ですが、給湯器本体の内部まで損傷している場合は本体交換が必要になり、十数万円以上になることもあります。事前の対策のほうがはるかに経済的です。
Q. 給湯器の交換にはどれくらいの日数がかかりますか?
A. 在庫のある機種であれば数日で対応できることもありますが、12月〜2月の繁忙期は工事の予約が混み合い、1〜2週間以上お待ちいただくこともあります。時期に余裕のある今のご相談をお勧めします。